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工業用ブラシのためのテクニカルコラム

No.12 毛材の比較実験

2008/04/21


ブラシの重要部分の毛材の選定の為に注文の多い毛材をピックアップしてスタンダードブラシで汚れの落ち具合を調べてみました。

洗浄対象物は長年工場で使われていた給水用塩ビパイプです。こちらに洗浄液をかけて磨いてみます。

今回は3種類の毛材はステンレスφ0.2・馬毛・ナイロンφ0.2で実験してみます。



最初に馬毛での実験
(馬毛は化学繊維系の毛材とくらべて、静電気の発生がすくないのが特徴です、粉塵など発生します所の洗浄によく使われます)


十秒間磨いてみました。


写真で分かりますように、馬毛では腰が弱く汚れが落ちません。
もちろん時間をかければもっと落ちますが、腰の強い毛材をお勧めいたします。


続いてナイロンφ0.3
(毛材でもっとも一般的材料です。線径も豊富にあります。)


十秒間磨きます。



適度に汚れが落ちかと思います。
しかし、今回の汚れはかな頑固ですのでもう少し太いφ0.4・φ0.5が良いと考えられます。



最後にステンレスφ0.2
(鋼板の錆びオトシ。研磨。メッキや塗装等表面処理の下地処理。金属加工品のバリとりに使われております)


十秒磨きます。



ぱっと見は綺麗になっていますが、よく見ると傷だらけです。




結果的に考えますと進められます毛材は、ナイロンのφ0.4・φ0.5もしくはたくさんの洗剤液・水などを使っての洗浄の場合はPPのφ0.3・φ0.4が考えられます。
(ナイロンとポリプロピレンですと同じ太さでしたらポリプロピレンのほうが腰が強いです)

あと、対象物に多少傷がついてもかまわないので時間短縮考えたの場合はあればステンレスでφ0.08・φ0.1で磨くのもひとつの方法かもしれませんがお勧めはできません。

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