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メタルカラーのe☆商人
メールマガジン「ビジネスにマーケティングを走らせよう!」で連載しているコラムのバックナンバーです。ブラシビレッジ村長が、激執筆しています。
第26回リアル社会に影響を及ぼすWEB2.0(2006.05.29.)
WEB2.0の話題が、花盛りですが、私なりにリアルにWEB2.0を感じることがありました。
先日、とある人気ベーカリーに行ってきました。
壁の黒板にちょっと気になることが書かれていました。
全文は憶えられなかったので、要旨だけになりますが、書かれていた内容はこんなでした。
・最近、ネットで見たという問合せが頻繁にくる。
・お店では、ホームページは出していない。
・宣伝してくれとも、取材してくれとも、頼んだことはない。
・あるパン好きさんのサイトを見ると、よそのパンもうちのパンと間違えている。迷惑だ。
・これからも、ネットでどうこうするつもりはない。信用していないから。
類推するに・・・ですが。
・パンが好きな人や、このお店のファンの人が、自分のブログで紹介。
↓
・そのブログを見た人が、気になってお店に電話をする。
↓
・お店の人は、インターネットに出した憶えがないので、気持ちが悪い。
↓
・調べてみると、間違った情報まで、他人に配信されている。
↓
・間違った情報が広まるようなインターネットは信用がならない。
という、感じなんでしょうか。
ここには、2つの小さな間違いというかなんというか、悲しい誤解の種があるように思いました。
ひとつは、ブログを見て問合せをしている人です。
この人は個人的なブログをみて、お店がやっているサイトだと勘違いしている可能性があります。
現在のWEBの状況だと、口コミは自店のサイト上ではなくブログやSNSで広まっていきます。
ネット初心者の方で、お店のホームページとファンの個人ブログとの違いがまだ良く把握できていない方なのかもしれません。
もうひとつは、お店の方の誤解です。
ブログに掲載した人の気持ちですが、決して宣伝とも取材とも思っていないと思います。
単に、このお店のパンが好きだったり、パン好きでいろんなお店の情報をアップしているだけなのかもしれません。
アフィリエイトも何もやっていないパン屋さんの事を、わざわざブログで情報発信するのは、パンやそのお店のことが好きで誰かに伝えたいと思っているだけではないでしょうか。
私が心配なのは、このブログを書いた方は、おそらく、このお店に足を運ぶ常連さんの一人だと思われる事です。
その方が、この黒板の内容をご覧になられたら、すごく傷つくだろうし、もう、お客様ではなくなってしまうでしょう。
一昔前ですと、ネットで活動するためには、ホームページは絶対必要条件でしたが、ホームページを出していないお店や会社でも、インターネットの影響を大きくうけだしているのでしょう。
もちろん、オススメのお店を紹介するような個人サイトもありましたし、そのサイトを見ての問合せもあったかと思います。
ブログやSNSといった、個人の情報発信能力を高めるツールの登場で、そんな方たちの影響力が爆発的に増大していると感じています。
ブログでの口コミは以前と比べてスピードと量が、格段に違います。
トラックバック機能や、SNS、RSSとの連動、そして何よりもブログの急速な普及。
前述のお店は、とてもおいしいパンを作っているので、ネット上で猛烈な勢いで口コミが広がっているのかもしれません。
それを、迷惑だと思うのも、もったい無いような気がしますけど・・・(^^;
ブログやSNS、つまりWEB2.0的なツールは、いままでネットとは無関係だったお店や会社にも、大きな影響をおよぼしはじめているのかも知れません。
WEB1.0時代は、『私はネットとは関係がない』と言っておけばよかったですが、WEB2.0時代になると、ネット上での活動の有無に関わらず、大きな影響を受けてくるのだと思います。
人に思わず紹介したくなるような、良質の商品やサービスをもっているお店や会社は、特に影響を受けやすいでしょう。
それを、嬉しい事、楽しい事と思うのか、アリガタ迷惑だと捉えれるのか。
嬉しい事と思うなら、どういう商品やサービスをすれば、口コミしてくれるのかを、考えないといけませんね(^^)
WEB2.0は、ネットだけで起きている変化ではなく、リアルの世界にも、大きく波及しているという事を、気づかされる黒板 でした。
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加藤 克典(かとう かつのり) kkato@kyoushingiken.co.jp



