事例No.377 根はしっかり。先はふわり。
■今回のチャンネルブラシ製作事例は、ロールブラシになります。その中でも注目をしたのは使用した毛材になります。
ナイロンマルチ①
■写真はナイロンマルチと呼ばれている毛材を使用し製作を行っているチャンネルロールブラシになります。
■ナイロンマルチとは、線径Φ0.02㎜の線をなんと【420本】も束ねて、樹脂加工を行っている毛材になります。
■特徴は、今回のようにロール状に加工後、毛先のみを開繊する事で、表面は柔らかく、でも根本がしっかりする事でコシを残す事が出来る毛材になります。
■基本的にブラシで使用している毛材は決まった線径別に分けられているので、長さ、太さで大体の硬さが決まります。そんな中で今回のナイロンマルチはとてもレアなものになります。
ナイロンマルチ②
■毛先を開繊している様子と、開繊後の様子になります。開繊の方法は色々ありますが、今回は回転しているブラシにグラインダーを当てて行っています。この方法だととても時間短縮になります。
■そして開繊後を撮影した写真です。どうでしょうか？しっかりと広がっているのが見えると思います。これでナイロンマルチの特徴である【根はしっかり先ふわり】を活かせているロールブラシが出来上がりました。
■現状動いている商品もアイデア次第では今までに無い新商品になります。
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おまけ
